保育士のキャリアパス
保育士のキャリアパスを考えるならやはり園長にまで行きたい
保育士として今のままでいいという事なら特に何かを始めたり、頑張ったりという事は必要ないと思いますが、キャリアアップしていきたい、少しでもお給料が上がってほしいという事なら、キャリアパスを考えていくべきです。
役職が少ない保育園という仕事の中で、保育士がキャリアパスを考える時、やはり主任や園長先生になる以外、他には転職するという道があります。
キャリアパスというのはどういう事かというと、仕事の経験などを通じて昇進、昇格する経路、その長期的な職務をどう展開していくかという事を示すものです。
この先、そんな職務につきたいか、そこにたどり着くためにはどういう経験が必要となるのか、それを構築するのがキャリアパスだとわかってくると思います。
保育士のキャリアパスを考えてみると、他の職種とは違い、役職がかなり限られた状態なので、その限られた中でキャリアパスを考える必要がでてくるのです。
通常一般企業の事務職でも人事から総務、さらに上のポジションと部署、役職が多数あります。
でも保育士にはこうした細かいポジションがないのでキャリアパスを考えにくいともいわれているのです。
保育士の主な職位を考えてみよう
経験年数が10年以上クラスになり、施設内の調整や保育士の管理、指導、さらに運営や経営等に係ったことがあるなど、多数の経験を積み保育に対する深い理解画あるという人は園長という立場を考える事が可能です。
8年以上の経験がある場合で業務遂行責任を任されたことがある、経営状態の把握等園長補佐として動いていたなどの経験から主任保育士になることができると思います。
3年以上の場合、クラス業務責任を持ち上位者の職務補佐や支援を行い、初任者の指導を行うなどの責務があります。
こうした経験を積みこの年数位の経験になるとリーダーとなって活躍出来るのです。
この下に、1年以上経験のあるクラス担任、さらに保育士として最も新人の初任者がいます。
保育士のキャリアアップ研修に出てみることも大切なこと
2017年から厚生労働省により保育士の専門性をより高め育成のために設けられた保育士等キャリアアップ研修ガイドラインが制定されています。
この中には保育実践研修や専門分野別研修など様々な研修があり、様々保育の知識を得られるのです。
このほかにもマネジメント研修といって、専門分野におけるリーダー的役割を担った経験者に主任保育士の下でミドルリーアーとして働く保育士を対象とした研修もあります。
こうした研修を受けることもキャリアパスを実行するために重要です。