看護師のキャリアパス
看護師のキャリア、どんな風にプランを立てていけばいいか
看護師といっても今は企業内クリニックで働く看護師もいますし、保育園で働く看護師もいて医療機関ではないところで活躍されている看護師もいます。
看護師になりたいと思っている方は、この先、自分がどんなふうに看護師として働いていくか、しっかり考えておくべきです。
看護師としてどのようなキャリアパスを構成するか、それによって歩いていく道も違ってきます。
看護師としての生涯プランを計画しておくことで、地道にしっかりと歩いていくことができると思います。
キャリアアップイコール管理職なのか?
看護師のキャリアップを考えてみると、やはり看護師の中でも管理職となることだと感じる方が多いようです。
でも決して看護師のキャリアアップは管理職になることではなく、現代は、幅広い分野で活躍する看護師の様に、自分にとってのキャリアアップを考えるべきだと思います。
看護師として管理職をめざし医療機関の中で看護師のトップになりたいというキャリアパスを考えてもみてもいいです。
ただ他にも、例えば医療機関で経験を積んで訪問看護の中でその経験を活かしたいというキャリアアップもありますし、その他、看護の実績を活かして移植の分野で活躍を考える方事も出来ます。
自分がどのような道に行きたいのか、どんな看護師として生きていくかを考えていくと、医療分野で働きその上に行くという事だけがキャリアアップではないことがわかってくるのです。
10年後、20年度というと漠然としたものに感じますが、働いていればあっという間・・・看護師になる前に、ある程度キャリアパスを構成することも必要と思う事が必要になります。
先輩たちはどんなキャリアアップを果たしてきたのか
例えば総合病院に勤務した看護師が患者さんを向き合っていくうちに、専門的分野に特化した看護師として働けるようになりたいと考えて、がんの専門看護師として活躍されている方もいます。
この方は総合病院からがん専門病院で専門看護師として活躍、その後、緩和という事に興味を持ち、最終的に緩和ケアの看護師になったのです。
看護師として大学病院で5年勤務し、その後様々な経験を通じて訪問看護の道に進んだ看護師さんは、元々救命に行きたいという強い願いを持っていながら適正がないとして一旦道をあきらめていました。
でもその後、自分の看護師としての道を考え直し、自分ができる最高の道はなにかを考えた時、訪問看護という道が選択できたといいます。
こうして経験を積みながらみなさん紆余曲折し、計画通り進まなくても自分の道を考えながらキャリアアップしていくのです。
計画通りに行くという事はありませんが、計画を作っておくことで岐路に立った時、自分の思いやこの先の事を真摯に考えていくことができると思います。